パネライのルミノールコレクションに、新たな自動巻きクロノグラフが加わった。パネライコピーPAM01110。その心臓部に搭載されたのが、自社製キャリバーP.9200だ。従来のP.9100系からブラッシュアップされたこのムーブメントは、何が変わったのか。そして、この時計は誰に向いているのか。簡潔にまとめる。
① P.9200の進化点:厚みと操作性
P.9200の最大の改良点は、ケース厚の削減だ。従来のP.9100を搭載したモデルは厚さが約15mmを超えていたが、PAM01110は約14mmに抑えられている。数字以上に装着感は大きく変わり、スーツの袖口に収まりやすくなった。また、クロノグラフのプッシュボタンは操作性を考慮した形状で、クリック感も明確。垂直クラッチを採用しているため、クロノグラフ作動時の秒針の跳ねも少ない。
② スペック:パワーリザーブと視認性
パワーリザーブは約42時間。特別に長いわけではないが、毎日使う分には十分。自動巻きなので、週末に外しても月曜朝には動いているとは限らない。そこは注意が必要だ。文字盤は伝統のサンドイッチ構造。ブラックの文字盤に、大きなアラビア数字とバーインデックス。9時位置にスモールセコンド、3時位置に日付表示窓。クロノグラフの積算計は、3時位置に30分、6時位置に12時間を配置。視認性は極めて高い。夜光塗料もたっぷりで、暗所でもしっかり読める。

③ デザイン:44mmの存在感とリューズプロテクション
ケース径は44mm。パネライらしい堂々たるサイズだ。ステンレススチール製のケースは、ヘアライン仕上げが主体で、ベゼルエッジやラグにポリッシュを配すことで高級感をキープ。リューズプロテクション(ブリッジ)はもちろん健在。この半円形のガードが、パネライをパネライたらしめる最大のアイコンである。ブレスレットはステンレススチールの3連リンク。しっかりした造りで、クラスプには微調整機能が付いている。
④ 防水と実用性
防水は100m。ダイバーズウォッチとしては控えめだが、プールやヨットでの使用は問題ない。本格的なダイビングにはサブマーシブルシリーズを選ぶべきだろう。日常生活での水濡れには十分耐えられる。
⑤ 誰におすすめか
このPAM01110は、「パネライのクロノグラフが欲しいけど、分厚すぎるのは困る」という人に最適。P.9200の薄型化により、ビジネスシーンでも使いやすくなった。また、クロノグラフ機能を日常的に使う人、例えばミーティングの時間計測などにも便利。一方、長いパワーリザーブを求める人や、手巻きの風合いを楽しみたい人には、P.5000搭載のルミノール ドゥエなどを検討したほうがいい。http://www.ikebukuro777.org/yamadanews.asp
PAM01110は、パネライの「道具としてのクロノグラフ」を現代的な解像度で再定義した一本。P.9200の進化は地味だが、確実にユーザーの負担を減らしている。パネライらしい力強さを残しつつ、日常使いのハードルを下げた。これが、新しいルミノール クロノグラフの答えだ。 |