オーデマピゲコピーのロイヤルオーク・オフショアといえば、これまで「大きくてゴツい」のが常識だった。しかし、この26236OR.SS.D010CA.01はそのイメージをくつがえす。37mmというサイズは、従来の44mmに比べるとずいぶん小さく感じる。だが、手に取ると「小さくなってもオフショアはオフショア」と実感できる。18Kピンクゴールドのケースとベゼルが放つ温かみのある輝きは、決して華奢ではなく、むしろ「小さな塊」としての存在感を主張している。
異素材の融合が生むコントラスト
ケースはピンクゴールドだが、プッシュボタンとリューズにはブルーのセラミックを採用。この青いアクセントが、視覚的な引き締め役となっている。ベゼルの八角形と8本の六角穴付きネジはロイヤルオークのアイコン。ここではピンクゴールドにホワイトゴールドのネジが映える。文字盤の「プチ・タペストリー」模様もブルー。光の角度で濃紺から明るいコバルトへ変わるその表情は、見ていて飽きない。
視認性と機能美

インデックスはピンクゴールドのバトンタイプで、夜光塗料が塗布されている。針も同素材。暗闇でもしっかり読めるのは、スポーツウォッチとして当然の装備。3時位置に日付表示窓、9時位置にスモールセコンド、6時位置に12時間積算計、12時位置に30分積算計。クロノグラフ機能をこれだけ詰め込みながら、レイアウトはすっきり。情報の優先順位がはっきりしている。
ムーブメントは自社製の実力派
キャリバー2385は自動巻き、パワーリザーブ約40時間。垂直クラッチではないが、長年使われてきた信頼性の高いムーブメントだ。シースルーバックからは、22Kゴールドのローターとコート・ド・ジュネーブ装飾を鑑賞できる。防水は50m。手洗いや雨程度なら問題ない。クロノグラフのプッシュボタンは硬めのクリック感があり、機械式ならではの操作感を味わえる。
誰の手でもしっくりくるサイズ
37mmは女性の手首には少し大きく、男性の手首には少し小さい。つまり、中間のサイズ。だからこそ、ジェンダーレスなファッションアイテムとして使える。ドレスアップにもカジュアルにも対応し、ピンクゴールドの温かみが肌なじみを良くしている。ブレスレットはステンレスとピンクゴールドのコンビ。コンビネーションならではの軽やかさがあり、重くなりすぎない。
この時計が伝えるもの
「自分はロイヤルオークの八角形が好き。でも、ゴツいのはちょっと…」そんな声に応えたのがこのモデルだ。ビジネスシーンではスーツの袖口にすっきり収まり、週末のカジュアルではブルーの文字盤が爽やかなアクセントになる。決して安くはないが、それだけの価値がある。実物を見るとわかる。ピンクゴールドの奥行きと、ブルー文字盤の澄んだ輝きが、どんな時計にもない「絶妙なバランス」を生み出している。もしあなたが「八角形のエレガンス」を求めているなら、この26236ORは有力な候補の一つになるだろう。 |