「これ、
ロレックススーパーコピーのデイデイトに似てる?」初めてこの時計を見た人はそう言う。確かに、12時位置に曜日表示、3時位置に日付表示。そして、イエローゴールドカラーのケースとバーインデックス。しかし、値段はロレックスの100分の1以下。TISSOTのクラシックシリーズ、T0864071104700。42mmのステンレススチールケースに、PVDゴールドコーティング。ムーブメントは自動巻きのETAベース。さて、あなたならこれを「買い」と判断するだろうか。率直に、良い点と悪い点を挙げてみる。
良い点① コスパの高さ
スイス製の自動巻きクロノグラフで、曜日・日付表示付き。しかも防水100m。これで実売3万円台は驚異的。同スペックのスウォッチグループ他ブランドなら倍以上する。特に、この「デイデイト風」の文字盤レイアウトは、高級時計の雰囲気を手軽に味わいたい人に刺さる。
良い点② 視認性と実用性
ホワイト文字盤にゴールドの針とインデックス。コントラストは明確で、遠くからでも時間が読める。クロノグラフのサブダイヤル(3時30分積算、6時12時間積算、9時スモールセコンド)はシルバーリングで縁取られ、ゴチャゴチャしない。日付と曜日が大きく表示されるので、毎日のビジネスに役立つ。
悪い点① PVDの耐久性
ゴールドコーティングはPVD(物理蒸着)。時間とともに、特にブレスレットのコマ同士が擦れる部分から色落ちする可能性が高い。高級感を長く維持したい人には向かない。ステンレス地のままのモデルを選ぶべきかもしれない。
悪い点② 厚みと重量
ケース厚は約14mm。クロノグラフ機構を収めるため仕方ないが、スーツの袖口に引っかかりやすい。また、ステンレスブレスレットはずっしり重く、長時間の装着で疲れる。軽量な革ストラップに交換するのも手だが、それもコストがかかる。
悪い点③ ムーブメントのベース
ETA 7750ベースのキャリバーは信頼性が高い反面、カチカチと硬いクリック音や、ローターの回転音が気になる人もいる。また、パワーリザーブは約48時間。週末に外すと月曜朝には止まっている。
結論:こんな人なら「買い」
・初めての機械式クロノグラフとして、予算を抑えたい
・デイデイトのような見た目に憧れるが、ロレックスは手が届かない
・傷や色落ちを「経年変化の味」と許容できる
・重さや厚みを気にしない(または慣れている)
一方、「長く使える一生もの」を求めるなら、ステンレス無垢のモデルか、予算を貯めて上位ブランドを目指すのが良い。このレプリカ時計は「入門機」として割り切るのが正解だ。実物を見て、そのPVDの輝きと装着感を確かめてみてほしい。もし「ちょっと試しに買ってみよう」という軽い気持ちなら、後悔はしないだろう。ただし、10年後も同じ輝きを期待してはいけない。それが、このTISSOTの正直なところだ。 |