カーボン繊維。それはレーシングカーのモノコックやF1マシンのブレーキディスクに使われる素材。その軽さと強度を、タグ・ホイヤーがカレラシリーズに持ち込んだ。タグホイヤーコピーCBG2016.FT6143のケースは、カーボンコンポジット製。45mmというサイズながら、手に取った瞬間にその軽さに驚く。表面はマットな黒。光を吸収するかのような漆黒の中に、カーボン特有の織り目模様が浮かび上がる。
なぜカーボンなのか
ステンレスと比べて格段に軽い。長時間の装着でも疲れにくい。そして、傷つきにくい。金属アレルギーの心配もない。しかし、この時計がカーボンを選んだ理由は実用性だけではない。視覚的な「異質感」が、他の時計にはない個性を生んでいる。ブラックのスケルトン文字盤からは、ムーブメントの歯車が透けて見える。そこに赤い針とアクセントが映える。3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンド。4時半に日付窓。情報量は多いが、カーボンのマットな質感が文字盤の情報を引き締めている。
自社製Heuer 02とシースルーバック
心臓部には自動巻きクロノグラフ、キャリバーHeuer 02を搭載。パワーリザーブは約80時間。垂直クラッチとコラムホイールを備え、クロノグラフ作動時の針の跳ねがほとんどない。シースルーバックからは、カーボンケースの裏側からもその機械美を鑑賞できる。コート・ド・ジュネーブ装飾を施された地板と、ブラック処理されたローター。カーボンの軽さと、ムーブメントの重厚な仕上げ。このコントラストが、所有する喜びを高める。
ラバーストラップと防水性
ブラックのラバーストラップは、カーボンケースとの一体感を強める。表面に微細なテクスチャーがあり、高級感をキープ。バックルはピンバックル式で、しっかり固定される。防水は100m。手洗いや突然の雨はもちろん、プールサイドでも問題ない。ただし、この時計の真価を発揮するのは、やはりカーボンの軽さを活かした「毎日使い」。ビジネスシーンでは、スーツの袖口から覗くカーボンの異素材感が「こだわり」を感じさせる。週末のドライブでは、そのレーシングスピリットが映える。
もしあなたが「ステンレスでは物足りない」と思っているなら。このカーボンカレラは、新しい素材体験を提供してくれる。実物を見ればわかる。写真では伝わらないカーボンの織り目の深さと、持ったときの軽さ。タグ・ホイヤーが「カーボン」という素材で、カレラの新たな可能性を示した一本だ。 |