タグ・ホイヤーのカレラ・コレクションは、1963年の誕生以来、モータースポーツと共に歩んできた。タグホイヤーコピーCAR5A99.FT6174は、その伝統的なクロノグラフデザインを、ブラックセラミックという現代的な素材で表現した意欲作だ。ケース径は45mm。素材はブラックセラミック。ステンレスと比べて傷がつきにくく、色褪せない。表面はマット(艶消し)仕上げで、光を吸収するかのような漆黒が特徴。ベゼルも同素材で、タキメータースケールがホワイトでくっきり刻まれている。遠くから見ても「レーシングウォッチ」とわかる存在感だが、ギラつきがないからスーツにも合わせやすい。
なぜ「マット」なのか
これまでのカレラはポリッシュ(鏡面)仕上げが主流だった。しかし、マット仕上げにすることで、ハイライトの反射が抑えられ、全体的に「引き締まった」印象になる。特に、ブラックセラミックの持つ冷たく硬い質感が、レーシングカーのカーボン製ボディを思わせる。手に取ると、セラミックならではの軽さに驚く。45mmの大径でありながら、長時間の装着でも疲れにくい。
文字盤はスケルトン、でも視認性は抜群

ブラックのスケルトンダイヤルからは、ムーブメントの歯車や地板が丸見え。しかし、針とインデックスにはホワイトゴールドと夜光塗料が使われ、暗所でも明確に時間を読める。3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンド。4時半に日付窓。情報は多いが、レイアウトは独創的で一瞥で必要な情報を読み取れる。秒針の先端にある赤いアクセントが、レーシングスピリットをさりげなく主張している。
ムーブメントは自社製「Heuer 02」
心臓部には自動巻きクロノグラフ、キャリバーHeuer 02を搭載。約80時間のパワーリザーブ。垂直クラッチとコラムホイールを備え、クロノグラフのスタート/ストップ時に針の跳ねがほとんどない。シースルーバックからは、コート・ド・ジュネーブ装飾を施された地板と、ブラック処理されたローターを鑑賞できる。防水は100m。日常の水濡れやプールサイドでも問題ない。
ラバーストラップと装着感
ブラックのラバーストラップは、ケースと色を統一。表面に微細なテクスチャーがあり、滑りにくく汗や水に強い。バックルはフォールディングクラスプで、しっかり固定される。ワンタッチ交換システムは非対応だが、工具を使えば自分でも交換可能。別売りのステンレスブレスレットやレザーストラップに替えるのも良い。
この時計が活きるシーン
スーツの袖口から覗くマットブラックは、ビジネスシーンで「モダンでクールな仕事人」の印象を与える。週末のドライブやスポーツ観戦では、そのレーシングスピリットが映える。カーボン調のブラックは、白いシャツや黒の革ジャンなど、シンプルな装いを引き立てる。もしあなたが「ステンレスやゴールドではない、新しいラグジュアリー」を探しているなら、このカレラは強力な選択肢になる。
実物を見ればわかる。写真では伝わらない、マットセラミックの冷たい手触りとスケルトンダイヤルの奥行き。タグ・ホイヤーのカレラが、黒いセラミックで新たなステージへ。それが、CAR5A99.FT6174だ。 |