スイスの高級時計ブランドの中で、ブライトリングは特に「航空計器」としての遺伝子を色濃く残している。そのアイコン的存在であるナビタイマーシリーズに、18Kレッドゴールドを纏った一本が加わった。ブライトリングコピーR77320E31Q1P1。まず目を引くのは、そのケースの色合いだ。イエローゴールドほどの派手さはなく、ピンクゴールドの甘さも抑えた、深みのある赤金色。表面のポリッシュ仕上げが光を柔らかく反射し、手を動かすたびに温かみのある陰影を描く。43mmのケース径は、ナビタイマー伝統のプロポーションを継承しながら、現代の男性の手首にしっかりと収まる。
文字盤はブラック。そして、ブルーのアクセント。
ブラックの文字盤に、ブルーの針とインデックスが映える。この配色が、コックピットの計器のような緊張感と、所有する喜びの両方を与える。3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンド。4時半に日付窓。クロノグラフ機能はもちろん、このモデルの最大の特徴である「サーキュラー・スライド・ルール」ベゼルも健在。回転式の計算尺が刻まれており、燃料消費量や平均速度の換算をアナログで行える。日常で使う機会はほぼないが、この機能があるからこそ「本物のナビタイマー」と認識される。ベゼルの回し心地は硬めで、グローブをしたままでも操作できる設計。この「使える機能」が、所有する人に「自分は時計の本質を知っている」という満足感を与える。
心臓部は自社製キャリバー13。
自動巻きクロノグラフ、パワーリザーブ約48時間。COSCクロノメーター認証を取得しており、精度は公的に保証されている。垂直クラッチではないが、実績あるこのムーブメントは信頼性が高い。プッシュボタンを押したときの硬めのクリック感が、機械式の操作する喜びを教えてくれる。シースルーバックではないが、その分、裏蓋の深く刻まれた「NAVITIMER」の文字が所有感をそっと支える。防水は30m。手洗いや雨程度なら問題ない。この時計で泳ぐ人はいないだろう。
ストラップはブラウンのレザー。
カーフスキン製で、使い込むほどに手首に馴染む。ステッチはホワイトで、クラシックな印象を加えている。バックルはピンバックル式。交換には工具が必要だが、別売りのステンレスブレスレットも選択可能。一本で、シーンに合わせて表情を変えられるのも魅力だ。
この時計が選ばれる理由は、その「歴史」と「素材」の融合にある。
1952年にパイロットのために生まれたナビタイマー。その伝統を、18Kレッドゴールドという贅沢な素材で現代に甦らせた。スーツの下に潜ませれば、レッドゴールドの温かみが「仕事ができて、審美眼も持つ」と静かに語る。週末の革ジャンに合わせれば、パイロット気分を満喫できる。もしあなたが「道具としての高級時計」を求めるなら、このナビタイマーは強力な選択肢になる。
実物を見ればわかる。写真では伝わらない、レッドゴールドの深い色合いと、ベゼルの計算尺の複雑な文字列。そして、手にしたときの適度な重み。BREITLINGの伝統が、新しい素材でより豊かに語り継がれる。それが、R77320E31Q1P1だ。 |