ウブロコピーのビッグバンシリーズは、「アート・オブ・フュージョン」を掲げ、異素材の融合を常に追求してきた。431.OM.1380.RXは、その哲学を最もストレートに体現する一本だ。18Kキングゴールドのケースは、HUBLOT独自に開発されたゴールド。イエローゴールドよりも赤みが強く、見る角度で温かみのある輝きを増す。45mmのケースは堂々たる存在感。しかし、ただの「金の塊」ではない。ベゼルに施されたブラックセラミックのコントラストが、全体を引き締め、豪奢さの中に引き締まった印象を与えている。

文字盤はスケルトン加工。自動巻きクロノグラフの歯車や地板が丸見えで、3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンドを配置。4時半に日付窓。これだけの情報を詰め込みながら、視認性を損なわないレイアウトはさすが。針とインデックスにはホワイトゴールドと夜光塗料が使われ、暗所でもしっかり読める。秒針の先端の赤いアクセントが、全体のクールな印象に遊び心を添えている。黒いスケルトンの中に浮かぶ金色の歯車。それだけで、所有する喜びが視覚化されている。
心臓部には自社製自動巻きクロノグラフ、キャリバーHUB1280を搭載。約72時間のパワーリザーブ、垂直クラッチとフライバック機能を備え、クロノグラフ作動時の針の跳ねがほとんどない。シースルーバックからは、ブラック処理されたローターとコート・ド・ジュネーブ装飾を鑑賞できる。防水は100m。日常の水濡れには十分だ。ラバーストラップはブラック。表面の微細なテクスチャーが滑りを防ぎ、汗や水に強い。HUBLOTのワンタッチ交換システムで、別のストラップに簡単に替えられる。
この時計が最も輝くのは、やはり「夜の場」だろう。パーティーの照明の下で、キングゴールドのケースが周囲の光を吸収し、放つ。スケルトンから覗くムーブメントの鼓動が、会話のきっかけになる。スーツには合わせにくいが、クリエイティブな職種やカジュアルな装いでその異質感が映える。もしあなたが「周りと違うHUBLOT」を探しているなら、この一本は強力な選択肢になる。実物を見ればわかる。写真では伝わらない、キングゴールドの深い赤みとスケルトンの奥行き。HUBLOTが提案する「豪奢と機械美の融合」。それが、431.OM.1380.RXだ。 |