池袋のパネライ正規販売店で、この時計を手に取ったとき、まず「軽い」と思った。でも、その軽さは「安っぽさ」じゃない。42mmのケースは、パネライにしては「小ぶり」な部類。でも、手首に乗せると「しっくり」くる。店員さんが言った。「このモデル、ルミノール・ドゥエの中でも特に“日常使い”に特化してるんですよ」。
「パネライと言えば、どうしても“大きくて重い”イメージがありますよね。でも、パネライコピーのPAM01250はそのイメージを覆す一本です」
確かに、伝統的なルミノールの分厚さを考えると、この薄さは新鮮だ。リューズプロテクション(あの半円形のブリッジ)はもちろん健在。でも、ケース全体のボリュームが抑えられているから、スーツの袖口にもすっきり収まる。文字盤はブルーのサンレイ仕上げ。光の角度で濃紺から明るいコバルトブルーまで変化する。パネライ伝統のサンドイッチ構造を採用していて、大きなアラビア数字とバーインデックスの切り抜きから、夜光塗料がじんわりと漏れる。9時位置にスモールセコンド、3時位置に日付窓。情報は必要最小限。

「この時計、ビジネスでもカジュアルでも使えるのが一番の強みです」
心臓部には自社製自動巻きキャリバーP.900が搭載されている。約72時間のパワーリザーブ。金曜の夜に外しても月曜朝まで正確に動く。100m防水。手洗いや突然の雨には全く問題ない。「パネライは“海の時計”というイメージがありますが、このモデルは街中でこそ輝く一本です」と店員さん。
「この時計が似合うのは、『パネライのデザインは好きだけど、大きすぎて手が出せなかった』という方ですね」と店員さんは笑った。確かに、44mmや47mmに比べると、この42mmは「ちょうどいい」。値段も、パネライの中では比較的現実的だ。もしあなたが「休日をちょっと特別にする一本」を探しているなら、このPAM01250は強力な選択肢になる。
池袋の店を出るとき、私は「小ぶりなパネライ」という選択肢の存在に、少し驚きながらも納得していた。ブルー文字盤の爽やかさと、適度な存在感。そのバランスが、まさに「休日の味方」にふさわしいと思った。 |